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1980年代の磐越西線と山都町の周囲のこと

アクセス

 昨年の夏、東京在住のYという友人が、自身の故郷である新潟県旧上川村(現:阿賀町)に帰省してきたので会津で遊ぼうということになった。
 そのとき僕はYに「東京からどのルートで帰って来たの」と尋ねると、「上越新幹線で帰って来たよ」当然のように答えたので、僕はきょとんとしてしまったのである。なぜなら僕の住む山都は当然のように東北新幹線利用しているのに対し、山都から車で小一時間ほど走ったところのYの故郷では上越新幹線利用になるというのだ。
 鉄道の地図を見てみると、磐越西線は郡山と新津を結んでいて、郡山は東北新幹線、新津はちょっと先の新潟に上越新幹線とそれぞれ接続しており、一体、磐越西線のどの駅あたりで、上京する手段が東北新幹線と上越新幹線に分かれるのだろうかと疑問に思ってしまったので、運賃と料金だけで計算してみると、磐越西線の終着である新津の一駅手前の東新津では、上越新幹線利用が10080円、東北新幹線利用が9870円と郡山を経由した東北新幹線利用のほうが安い結果になるのだが、運賃や料金を無視して所要時間だけを考えると、県境付近の新潟県の豊実や日出谷あたりまでが東北新幹線利用が「安くて早い」となるのかもしれない。そう思うと県境はうまいところに線を引いたなぁと感心してしまう。
 また、会津から東京に出るアクセスは鉄道だけに限定してみても、いろんなルートがあるのでとても興味深い。以前、金山町の会津川口駅に遊びに行ったとき、東京までのルートは浦佐経由の上越新幹線利用の計算式が当たり前のように表示され、郡山経由はお情け程度の括弧書きで表示されていた。そうなると田島近辺では会津鉄道〜野岩鉄道〜東武鉄道というアクセスになり、同じ会津地方でも東京までのアクセスが全く違うのことに会津の広さを感じる。さらに付け加えると、浜通りに住む従妹は「あたし、福島県民なのに東北新幹線に一度も乗ったことが無くて、恩恵を受けたことがないんだ。だって、常磐線の特急に乗れば上野まで二時間ちょいなんだもん」と言い、従妹が会津に遊びに来たとき、たまたま県内放送局のテレビ番組を見ていると、「へぇ、こんなのやっているんだ。ウチのテレビは在京チャンネルなんだよ」と言っていたことを思い出し、改めて福島県の広さやさまざまな鉄道アクセスを再認識したのでありますが、これが飛行機となると、まぁ、このあたりの人だったら福島空港より新潟空港が便利だったりして・・・。
 
                           
 

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