Ads by Google

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

円高

 午前中友達が家にやってきて、僕の母を車に乗せてわざわざ日用品の買い物に連れて行ってくれた。僕は買い物には行かず部屋のパソコンでiTunesというソフトで音楽を試聴していたら、ずっと好んで聴いているギタリストの新しいアルバムが発売されていることを知った。
 僕は音楽を聴くのが割と好きでジャンルや年代を問わずCDやレコードを頻繁に買っていた。でもここ数年はじっくり音楽を聴こうという気分にもなれないほど仕事でテンパっていて、CDやレコードをじっくり聴こうというより部屋中に溢れるCDやレコードをどうにかしたいなーと思っていた。結局一大決心をしたのが数年前の年末で、溜まりに溜まったCDやレコードを少しずつ減らしていった。最初はリサイクルショップに持って行ったけど自分の物に他人に値段を付けられるのがいやだったことと、今までの自分の消費行動をちょっと真剣に考えてみようと思ってリサイクル工場に持ちこみ、自分が買ったCDやレコードが重機で粉々にされて新たな素材になるのを黙って見ていた。正直、「スッキリした」「失敗した」というふたつの感情が強烈に入り交じったけど、目の前で粉々になったCDやレコードを見た僕はよほど懲りたのか、これから後先をきちんと考えて買い物をしようと思った。
 前置きが長くなってしまったけど、僕はそんな経験をしたので買い物に対してはかなり慎重になっていた。でも冒頭に登場したギタリストの曲は試聴して3秒で買おうと思った。しかもダウンロードではなくCDで。CDは国内の通販では扱っていないらしく久々に米国のサイトで買った。送料がかかるのは仕方ないけど円高のお陰で思ったより安く購入でき、久しぶりに買い物をしたので今から届くのが楽しみ。きっとこの土地の秋冬の景色に合う音楽だと思う。
 通販の買い物を終えてパソコンの電源を切ったら友達と母が帰ってきた。友達がやけに重そうな段ボール箱を持っているなと思ったら、なんと僕のためにコントレックスの水を買ってきたらしい。「円高で一本あたりの値段がかなり安い」と母は言っていた。

11月14日

 ぼんやりカレンダーを見ていたら、26年前の今日、僕は新潟駅で上越新幹線の開業の絡みで廃止になる特急「とき」を写していた。ということは上越新幹線は明日でちょうど26歳、なんてことを考えていたら26年間の自分の出来事とか身の回りの変化などがごっちゃまぜに浮かんできた。
 なんとか高校に入って卒業して、車とバイクの免許を取って、都会に出て、ポンコツ車を買って、ちょっと遠回りしたけど一応希望の職種に就いて、住みたい街に狭いアパートを借りて、最低限の家事もなんとかできるようになって、都会の地下鉄にも萎縮せずに乗れるようになって、コム・デ・ギャルソンやアンダーカバーの服もなんとか背伸びして買うこともできて、友達や彼女と出会えたりその反対もあったり、回数は少ないけど日本国から出たり、子供の時から好きだったミュージシャンに会うことができたり、体重が増えたり、実家を新築して部屋に隙間風が入らなくなったり、ボッチャントイレが水洗トイレに変わったり、黒電話が無くなったり、まさかのコンピュターに触れたり、紙を使わずに文字を送れたり、フィルムの要らないカメラになったり、音楽がダウンロードできたり、山都駅が無人駅になったり、カードや携帯電話で電車に乗れるようになったり、古い汽車が無くなったり、母校の中学校の校歌が消えたり、町が合併したり、ノラ猫がやっと懐いたり、母が定年になったり、祖母が亡くなったり、父は今でも元気でいるのか・・・なんて今夜はそんなことをずっと考えていた。
 そう言えば昨日は昔のカレー色で復活したディーゼルカーの回送が山都駅を通った。多分、今日あたりに走るだろうな・・・とマークしていたけど見事に撮り逃した。貴重なカレー色のディーゼルカーを撮り逃したのは残念だけど、まさか、とっくの昔に廃車されたカレー色のディーゼルカーが2008年の磐越西線を走るとは思わなかった。そうそう、カレー色のディーゼルカーと言えば急行「いいで」にもカレー色のディーゼルカーが連結されていた。あっ、急行「いいで」も26年前の今日が最後の日だった・・・と最後は鉄道の話になってしまうのはお許しください。なんだかんだ言っても、変わったのは周囲だけでほとんど自分は変わっていないのが可笑しい・・・。
 いかんいかん。昨夜は満月をぼんやり眺めていたせいなのか、こんなことを考えてしまいまったく眠れない。
 今さっき窓を開けました。今朝はミスト状の川霧が山都町を白い世界にしています。これがとっても気持ちいい。
 あっ、朝一番の新潟行きの汽車のエンジン音が聞こえてきました。そう言えば26年前の今日はこの汽車で新潟駅に行った・・・。
 まじでヤバい。少しでも寝なきゃ。
  

試運転

 今日の山都町は朝から快晴の小春日和。こんなにきもちよい日って年に数える程度しかございません。
 最近山都駅にたくさんのゲストがやってきます。数日前はラッセル車、昨日はディーゼル機関車プラス電車、そして最近頻繁に行われている新型のディーゼルカーと蒸気機関車の試運転などです。
 今日は蒸気機関車とディーゼルカーの試運転がありました。


R0012692.jpg

R0012693.jpg

R0012694.jpg

R0012697.jpg

R0012702.jpg

R0012704.jpg

R0012705.jpg

R0012712.jpg


会津水沼駅

 只見線のちいさな駅は国道から細い道に入った所にある。そんなちいさな駅を見逃さないようにするには、やっぱりあの国道はのんびり走るに限ります。
 今日立ち寄った会津水沼駅は金山町にある駅。開業当時は運転関係だけを扱う駅員さんが居たけど間もなく無人駅になってしまった。木造の古い待合室は形が不自然なのでおそらく無人化の際に駅員さんが詰めていた事務室だけ解体したのだと思う。
 駅の待合室には座布団が敷かれ、自転車の空気入れが備え付けられているのには驚いた。でも、なんだか幸せな気分になる。
 その後、川口、玉梨、昭和、南郷、そして伊南を走るが、“尾瀬50km”の看板を見て慌てて家に戻る。帰りは伊南から、南郷、田島、下郷、大内、高田、坂下、山都の最短コースを選ぶが、伊南から山都までなんと約115キロだった。疲れた。



R0012664.jpg

R0012665.jpg

R0012667.jpg

R0012668.jpg

R0012669.jpg

R0012672.jpg

R0012673.jpg

R0012674.jpg

R0012675.jpg
 只見線 会津水沼駅

R0012680.jpg

R0012684.jpg

R0012688.jpg
 大沼郡昭和村

和菓子店のご夫婦

 二十数年ぶりに磐梯熱海に行ってきた。磐梯熱海と言えば温泉だけど、今回の目的は今年の9月に奥羽本線の峠駅近くの茶屋で峠の力餅を買ったりおそばを食べたときに、ずんだ豆餅を食べていたご夫婦と話がはずんで、それをきっかけにお互いに記念写真を撮りっこして、別れ際には自分たちのお土産に買った米沢牛のコロッケを僕に持たせ、
 「よかったら遊びに来なさい。磐梯熱海の○○屋と言えば分かるから」
 と言いながら和菓子店の店名が入った白黒コピーを渡してくれた。
 あれから一ヶ月半、僕は雪が降る前に峠の茶屋の前で撮った写真を持って磐梯熱海のご夫婦に会いに行ってきたのです。
 山都から約1時間ちょいで磐梯熱海駅前に到着。距離は59キロ。以前から温泉街や駅前が枯れているのは気にはなっていたけど、それを敢えて時間帯と天候のせいにいして、僕は観光案内所のドアを開けて和菓子屋さんの場所を尋ねた。
 「今の時間は厳しいですねぇ。もう売り切れですよ。もうお店も閉めたかもしれません」
 どうやらこんな和菓子店らしい。
 観光案内所で頒けてもらった地図を見ながら急ぎ足で5分ほど歩くと和菓子店の前に到着する。するとあの時のおじさんがちょうど暖簾を外しているところでギリギリ間に合う。僕は挨拶をしながらおじさんに近づくと暖簾を持っているおじさんの表情がすぐに変わった。おじさんに呼ばれた奥さんも店から慌てて出てきてお互いに再会できたことを喜ぶ。
 話によるとふだんは息子さん夫婦にお店を任せているのだけど、今日はたまたま代わりにお店番をしていたとらしく、なんともいいタイミング。しばし店内で立ち話をして辞してきたのだけど、ご夫婦は僕が見えなくなるまで手を振っていて、まるでテレビ番組みたいなシーンになってしまい感激。
 磐梯熱海には小一時間しか居なかったけど、なんだか県外のとっても遠いところに旅に行ってきたみたいでした。また会いに行きます! 
 

 磐梯熱海駅付近

R0012645.jpg

R0012646.jpg
 磐梯熱海駅

R0012648.jpg

R0012649.jpg

R0012650.jpg
 猪苗代湖

R0012656.jpg
 磐梯町付近

R0012660.jpg

R0012661.jpg
 大福餅と鯛の落雁。ご夫婦作。


11月

 分厚い雲、シーンと静まり返った街、枯れ葉、手入れをしていない柿の木、先細りしたススキ、河原のバガ(雑草の種子)、雪囲いのセット、開店休業の食堂、つるべ落とし、ツーンとした空気。
 あとは雪が降るだけの晩秋の今ってとってもさびしいけど、これが山都町本来のスペックなのでわるい気はしない。


 
R0012615.jpg
 言ってみるもんだ。

R0012628.jpg

R0012632.jpg

R0012640.jpg

R0012643.jpg

もみじ色

 散歩に行ってきた母が、
 「もみじ色の汽車が3番線にいだみでだ。試運転だった」
 とわざわざ教えてくれた。情報ありがとうございます。


 そんなことでお隣の運送屋さんの脇の道を歩いて行くと、確かにもみじ色の汽車が停まっている。もみじ色の汽車も珍しいが、3番線に汽車が入っているのを見たのは何年ぶりだろう。

R0012595.jpg
 山都駅に週末だけの汽車が来た。山都駅で上下の汽車が交換だったのね。

R0012596.jpg
 かなりムリがあるけど耶麻郡ともみじ色の汽車の組み合わせとか。

R0012597.jpg
 もみじ色の汽車はこんな顔です。納車したてっぽいです。

R0012598.jpg
 “おこじょ”。蒸気機関車の客車にもこの動物のイラストが描いてある。僕は実際に見たことがない。マミだったらときどき畑で見るけど。
 横文字は磐越、羽越、米坂と書いてある。飯豊連邦を囲む路線です。

R0012599.jpg
 煉瓦風のニダリ(似て非なるもの)看板も写す。もちろんガス灯も二ダリ。最初の頃は電気が点いたのに・・・。

R0012600.jpg
 もみじ色の汽車はどっちに走るんだろう。新潟の車だから山都駅で折返し・・・なんてことはねえべ。せっかくここまで来たのだから会津若松駅までハンドル訓練をすると思うんだ。

R0012601.jpg
 やけに横文字が多い。

R0012603.jpg
 レモン色のドア。かなりデーハです。

R0012604.jpg
 車内はこんな感じ。ガラスはUVカット? 都会を走る電車みたくカーテンが無いです。吊り輪の形も向きも今風です。

R0012605.jpg
 しばらくすると上り方の信号機が青になる。16時21分もじみ色の汽車は会津若松駅に向かいました。それにしても自動車並みの加速。かなり速い。

R0012606.jpg
 そんで気になる山都駅の3番線のレールを見てみた。久しぶりにたった二両編成の汽車が通ったお陰で少しだけサビが落ちました。でも、レールってすぐにサビるんだよなぁ。


「波とかもめ」

 今日の山都町は朝から曇天で風が強く枯葉が舞っています。寒いです。
 今日から蒸気機関車のデフのところに「波とかもめ」というデザインが施されました。連休も終了し寒くなってきたせいか車内は空いていました。


R0012588.jpg

R0012589.jpg

居酒屋

 隣村の居酒屋に行ってきた。マスターひとりで切り盛りをしている居酒屋は大家さんのレストランの一部のスペースを間借りしているのだが、壁、看板、テーブルのすべてをマスターひとりでこしらえた手作りの店。手作りと言っても古民家改造とか古いマンションをリノベーションしたような今風のおしゃれカフェ感覚ではなく、あくまでも近くのホームセンターで材料を買い集めて作りましたという感じで好感が持てる。
 この居酒屋は村の電話帳に載ってなく、都会にありそうな隠れ家ダイニングのような電話番号の伏せ方ではなく単に固定電話を敷いてないだけ。
 「電話番号? 取りあえず店に来るときは俺の携帯電話に電話してくれよ」
 ということなので、ここに行くときはマスターの携帯電話に連絡をして予約をする、というか店が開いているのかどうかを確認すると言ったほうが正しい。
 この居酒屋にはメニューにはソフトドリンクが無い。以前車で来たときにウーロン茶を頼んだら、マスターは当然のように外の自動販売機からウーロン茶を買ってきて、
 「この自動販売機はウチのじゃないんだよねぇ。120円ね。じゃ、取りあえず、おでんから出そうかな・・・」
 と言った。メニュー表はあるけど本当のメニューはマスターの頭の中にあるらしい。
 BGMのハマショーのすり切れたカセットはオートリバースを続け、イージーライダーとボブ・マーリーのちょっぴりアウトローなポスターとお客さんが楽しくグラスを傾けているスナップが壁を飾り、多分に大家さんのものと思われるテレビからは日本シリーズが実況中継されており、まるでここは21世紀の1985年。目の前の時計は調子が悪いのか秒針だけが45秒あたりでピクラピクラしているので永ちゃんの歌のまんま。
 先輩より後輩の数が多くなってしまった年齢の僕たちだけど、ここではまだまだ説教される若者扱い。それがなんとも心地よい。
 「善い店には善い客が付く」
 「安い値段でそこそこ上手いもんを食わせるやつにはいろんな才能が宿る。工夫があるから。」
 と言っていた先輩の言葉をふと思い出す。
 今度は中学の先輩たちがのんびりとお酒を飲めるように僕も工夫しなければと思った。

R0012564.jpg
 1984年に廃止された日中線の駅“あいづむらまつ”の文字が見える喜多方駅の看板。もちろん現役のものです。裏側だから消してないのね。律儀に“KI TA KATA”とスペースを入れています。

R0012570.jpg
 13時の汽車。鉄橋はトラス(汽車の真下)部分だけ新しくペンキを塗りました。

 

ゆきのひ 10

 鉄道ばかりではなくたまには風景も写した。

1984-02-01-18.jpg
 放射冷却現象の朝はとても寒い。部屋からは飯豊山が見えた。 

1984-02-01-19.jpg
 一ノ戸川 山都町木曽で。

««BACK  | BLOG TOP |  NEXT»»