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今日の日誌

 昨日は山形の帰りに喜多方の整体に行ってきたのですが、僕の体のメンテナンスをしてくれる整体の先生は整体の他に自然食品店を奥さんと営んでいます。さらに整体の先生は登山が大好きで、暇さえあれば奥さんに叱られながら山歩きをしているものだから、山道、温泉、食堂などに詳しく、鉄道好きの僕と妙に話が合います。
 そう思うと違う趣味同士でもかなりの部分でリンクしているところがたくさんあるんだなぁ、と感じました。例えば車を使わない登山家は鉄道で移動したり、鉄道写真を趣味にしている人でも山に登って俯瞰撮影なんかを楽しむ人がいる。そして登山家も鉄道好きも、必ずしも家から握り飯を持ってくるとは限らないので駅前食堂で食事をとることがある。なのでどっちの趣味の人も食堂には詳しくなる。なるほど・・・そーゆーことなのですね、と一人で納得しました。
 そんなことで違う趣味同士の接点というかリンクについて考えていたらある事を思い出しました。例えば、結婚式、パーティ、夜のカフェなどでまったく知らない人と出会ってしゃべる時もこれに近いものがあります。
 「あ、出身はどちらですか?」
 「新潟なんですよ」
 「おっ、新潟ですか。僕は福島なんですよー。新潟は福島の隣の県じゃないですか」
 「ほう、福島なんですか。福島と言えば会津若松に修学旅行に行ったことがありますよ・・・」
 と言った感じで、お互いが絶対に認知していそうな、算数で言えば最大公約数的な話題を吟味して相手に投げかけるような会話が僕は大好きなのです。このようにお互いを気遣う会話は少し面倒で疲れることがあるけれど、こんなときの会話ってお互いのポジションがフラットだから、たとえ目の前の相手がアメリカの大統領だとしても、
 「僕は英語が苦手です」
 「私も日本語が苦手です」
 と、ちょっとオーバーに書きましたけど、そんな感じの会話になるのではないかと思う。そこには相手を思いやる優しさが込められているような気もするのです。そう思うと、近しい人や身内相手でも、映画、食べもの、音楽、その内容はなんでもいいんだけど、ときどき最大公約数的な言葉を敢えてチョイスしてみるのもわるくはないな、と思いました。
 今度は趣味のことを考えていました。最近の会津、いや、山都町にはいろいろな趣味を持った人たちがやってくることが多いです。その趣味は僕の知っているだけを挙げてみると、旅好き、鉄道好き、そば好き、ラーメン好き、温泉好き、国道巡り、林道巡り、沢登り、山登り、キノコや山菜採り、魚釣り、伝統工芸品好き、農業体験、ドライブ、バイクツーリング、絵描き、写真好き、郵便局巡り、ダム巡り、歴史好き、道の駅好き、オーガニック食材好きなど、他にもきっと僕が気がつかないジャンルの趣味があるのかもしれませんが、最近はそんな趣味活動をする人たちを見かけるようになりました。そして、そんな各趣味活動に欠かせない共通のグッズは何なのかな・・・と考えておりましたところ、“デジカメ”はどんな趣味でもかなりの頻度で使われているのではないかと思ったのです。中には「写真は撮らないよ」という人も居ると思うのですが、ほとんどの人は携帯電話を持っていると思われるので、カメラを使う使わないは別としても、その所持率は相当に高いと思います。
 そんなカメラについてぼんやりと感じたことがあるのですが、僕はどこかに出かけたときは写真を撮ることばかりに集中してしまい、本来自分の目で見たかった風景がほとんど印象に残らないことが多いのです。きっと、何でも撮りたがる僕は写真をブログに載っけたり、人に見せたりと言った“共有”が目的になってしまい、写真を自分で楽しむということと少し離れてしまっているような気がしないでもないです。そして僕が撮る写真は“記憶の保険”や“いつか使うだろう”的のような気がします。でも、明日の朝には今日の日誌の内容をすっかり忘れてしまいカメラを持ってあちこちパシャパシャ撮ってくることでしょう。

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 整体の先生の実家がある部落訪問及び同級生Kの仕事現場にパトロールに行ったときの“いつか使うだろう写真”。
 西会津町 青坂。 

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